楽な大腸内視鏡検査(大腸カメラ)、痔・肛門は、宮崎そらの内視鏡クリニック

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疾患について

 

肛門 そもそも“痔”とは??
一般に痔と言えば、俗語でいぼ痔、切れ痔、あな痔のことを指しますが、大抵の方がお悩みなのが、いぼ痔についてなので、ここではいぼ痔について簡単に説明します。

いぼ痔は一言でいうと肛門の奥の粘膜下にできる 血液の溜まった血管のことを言います。通常血管には静脈弁という逆流を防止してくれる“弁”なるものが付いているのですが、不幸にも肛門周囲にはそれがなく、息んだ時など、まるで顔が真っ赤になるように肛門の血液も停滞するのです。それを長年繰り返していると当然のことながら血管が腫れてきます。その腫れてきたものこそ“痔”です。腫れるだけならいいのですが、これが破れて出血したり、肛門の外に飛び出たりするから厄介なのです。

基本的にいぼ痔ではごく軽度の痛みしか出ませんが(肛門の奥なので)、肛門入り口の血管にまで影響するようになると痛みが発生します。肛門は皮膚で覆われてますので・・・・(皮膚には知覚神経があります!!)。
当院では、その“腫れ”の度合いにより明確に治療方針を定め、患者様に合った治療法を選択するようにしております。おおよそ9割の方が手術をせずに保存的に軽快していきます。

痔核

「痔核」は、便秘などによる排便時のいきみや長時間、座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢を続けることで肛門に負担がかかり、肛門クッションの血管が切れて出血したり、うっ血していぼのように出てきたもの。この肛門にできたいぼを痔核といいます。
痔核は発生場所により「内痔核」と「外痔核」に分けられます。

■内痔核

歯状線より直腸側にできた痔核のこと。この部分は自律神経が支配する直腸粘膜の領域なので、通常痛みは感じません。出血や、痔核の肛門からの脱出(脱肛)により気付くことが多く、排便時のいきみが原因となる場合がほとんどです。内痔核は症状の進行度合いにより次の4段階に分けられます。

Ⅰ度 正常時
 
Ⅰ度 Ⅰ度:排便時に出血するが痛みはない
出血はトイレットペーパーにつく程度から、
血がシューっとほとばしる場合まである。
Ⅱ度 Ⅱ度:排便時に脱出するが、
排便後は自然に戻る
痛みが出てくる。また、残便感が残るのも特徴。
Ⅲ度 Ⅲ度:排便時に脱出し、
指で押さえないと戻らない
重いものを持った拍子に脱出してしまうケースもある。
Ⅳ度 Ⅳ度:排便に関係なく常に脱出して戻らない
痔核が常に肛門の外に出たままで、指などで押し込んでも戻すことができない状態。また、脱出した痔核が肛門括約筋で締め付けられて膨張し、中に著しい血栓を生じた状態を「嵌頓(かんとん)痔核」といい、激しい痛みに襲われる。

 

■外痔核

重いものを持ち上げたり、ゴルフなどのスポーツや引越しなどで急にいきむことで、歯状線より外側の肛門上皮部の静脈がうっ血してできた血栓。この部分は皮膚と同じ組織で体性神経領域のため、激しい痛みを伴うケースがほとんど。血栓が肛門括約筋で締め付けられると痛みはさらに増します。
食物繊維が豊富な食事を増やして便を柔らかくする、皮膚用軟膏を塗ることなどによって、普通は1週間程度で痛みが和らぎ、腫れも1ヵ月ほどでひきますが、痛みが激しい場合には血栓を除去します。
①排便に関係なく出血し、腫れて痛む
②突然お尻が痛みだし、肛門の出口にいぼができる~
といった症状があれば外痔核の疑いがあります。

裂肛

硬い便によって肛門付近が切れたり裂けたりするもの。男性よりも女性に多い。出血は紙につく程度ですが、激しい痛みを伴うために排便を我慢して便秘になり、さらに症状を悪化させがちです。

痔ろう

痔ろう

肛門の周囲が細菌に感染して炎症を起こし、膿を出す「ろう管」ができるもの。発熱と肛門周辺の痛みを伴う。どちらかというと若年から中年に多く、また男性に多いのも特徴。治療には手術が必要です。

痔と間違いやすい病気

おしりから血が!…「痔かな?」
でも自己判断は禁物。出血などの症状には、痔ではなくもっと重い病気のサインが隠されていることもあります。
下痢や腹痛など、症状がありふれているために、重大な病気を見過ごしてしまうことも あります。
早めに専門医に相談することが大切です。

■大腸がん

大腸がん

痔ともっとも間違いやすい病気は大腸がんです。
症状は便に血が混じる、便秘や下痢を繰り返す、残便感がある…など。
原因は、高タンパク・高脂肪・低食物繊維という欧米型の食事メニューが増えてきたためと考えられています。

大腸のなかでも直腸にできるがんが4~5割を占め、次いでS状結腸がんが約3割。大腸がんになるのは男性の方が女性よりも多く、年齢的には60歳前後がピークですが、最近は40~50代でも多い。最初は「紙に血がついた」「血便が出た」などの症状が見られます。また、直腸がんではトイレに行っても便が少ししか出ず、しばらくするとまた便意をもよおすという症状が特徴的に見られます。

痔と決定的に異なるのは、痔は出血量が多いですが、大腸がんは便に血がつく程度。ただ、大きな痔核、脱肛などと直腸がんを併発しているケースもあります。直腸から出血した場合、血は明るい赤色をしているため痔と間違えやすいのです。
「あやしい」と思ったら、迷わず専門医の検査を受けましよう。

■大腸ポリープ

大腸の粘膜の一部が、腫瘍状に隆起する病気。大腸がんの「芽」になるといわれています
自覚症状でもっとも多いのは血便です。ポリープのうち腫瘍性の大腸腺腫は、大きなものでは肛門から出血することも。
無症状のことが多いのですが、有茎性とよばれる大きいタイプの大腸腺腫は便潜血、鮮血便といった症状が出ます。

■クローン病

口から肛門までの消化管に、潰瘍ができたり線維化した肉腫ができる原因不明の病気。
痔ろうやろう孔(消化管および他の部位に穴があいてしまった状態)ができることもあります。
主な症状は腹痛や下痢、発熱などで、20~30代での発症が多い。

■スキンタグ(皮膚痔)

肛門の周囲の皮膚にできた腫れがひいた後にたるみができたもの。他の痔に伴ってできることが多い。

■尖圭コンジローム

性行為の時にウイルスが感染して、肛門内や肛門周囲の皮膚にイボが多数生じたもの。再発することも多い。

大腸疾患

一般内科当科では、大腸癌手術を筆頭に内視鏡検査まで多岐に渡り診療しております。実際にはどんな大腸疾患があるのでしょうか?

腫瘍性 1. 大腸癌
2. 大腸ポリープ
3. 非上皮性腫瘍(間葉系腫瘍,カルチノイド)
炎症性 1. 潰瘍性大腸炎
2. クローン病
3. 虚血性大腸炎
4. 感染性大腸炎
5. 偽膜性大腸炎
6. 大腸憩室炎
7. 急性虫垂炎(いわゆる盲腸)

これらの疾患を診断する検査方法として 大腸ファイバーがあります。

主な価格表

当院での検査・手術費用は次の通りとなります。

胃カメラのみ


負担割合 当院日帰り検査費用
1割負担 1,500円~1,700円
2割負担 3,000円~3,500円
3割負担 5,000円~6,000円

※組織生検の個数により変動します。

大腸カメラのみ


負担割合 当院日帰り検査費用
1割負担 2,500円~9,000円
2割負担 5,000円~16,000円
3割負担 7,000円~25,000円

※組織生検の個数により変動します。

胃と大腸カメラ


負担割合 当院日帰り検査費用
1割負担 3,500円~10,000円
2割負担 7,000円~20,000円
3割負担 10,000円~30,000円

※組織生検の個数により変動します。

内痔核四段階注射法(ALTA)


負担割合 当院日帰り手術費用
1割負担 7,000円~8,500円
2割負担 15,000円~18,000円
3割負担 22,000円~25,000円

<当院では、診療費等のお支払にクレジットカードがご利用いただけます。>

諸注意
金額は概算です。実施内容によって変わります。
(組織検査を行った場合やポリープの数や大きさ、投薬の有無などによって変わります。)

 
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宮崎県宮崎市錦町1-10
宮崎グリーンスフィア壱番館2階
TEL 0985-26-2706
FAX 0985-23-2708
当院ではクレジットカードがご利用いただけます
内痔核硬化療法剤による治療について い~じ~net
当院で脱出性内痔核と診断された患者さんへ


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